先日Twitterで、こんなツイートをみました。
はいはい、病衣ね、1点ですよー
と余裕こいて、
リプ欄を見ていたら
なんと!
病衣・私服関係なく介助量でつけてますよ
FIMはしている評価なので、病衣だから1点とかとかではないですよ
なんじゃこりゃーーーーーーーーーーーーーー
こりゃあかん
もうFIMが世に出て何年経ってんだ…
というわけで、FIMの更衣について書きます
2~7点については教科書になんぼでも載ってますので、
そちらを参考にしてください。
ここでは具体的な事例を、
これ何点やねん!
を答えていきます。
・FIMの定義
FIMにおける更衣の評価範囲は、衣類を「①脱ぐ」「②着る」を評価します。タンスから衣服を取り出す、片付ける行為は、準備に含まれます。
・なぜ病衣は1点?
社会的に受け入れられる衣服
・具体例
浴衣は採点対象外となっているが、患者本人が外出しても恥ずかしくない、普段から着用していると主張した場合は、採点対象としてよいのか
病衣を着ている場合は1点ということですが、靴下や靴の着脱を行っている場合、病衣を着ているという時点で1点となるのでしょうか。それとも、靴下や靴の着脱について採点し、点数が上がる可能性があるのでしょうか。
病衣といえば1点という感覚でいたが、画一的には考えずにそもそもの更衣動作という点と普段の環境に適している服であれば評価しても良い。環境に適している服かどうかは評価者に任せる。しかし、簡単な服を羽織るだけで5点や7点にしないため、原則に従って社会的に受け入れられる服で評価し、寝間着やガウンであれば2点になりうることもある。
浴衣だけしか来てない人は、羽織るだけでは簡単な着衣になるので2点か。それに合わせ下着などを加味して全体を含めて採点を行うべき。
パジャマはどうなるか?
パジャマの人でも靴下や靴など自立している人がいる
病衣は基本1点だが、靴下や靴は評価者の判断でもう1点程度あげても良い